バイクキャンプの暖房器具、FFヒーター・石油ストーブ・ポータブル電源を方式別に比較

UL Camp の記事のイメージ(テントの絵)

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この記事の要点

  • 換気が不十分なテント内のストーブ使用に、NITEは一酸化炭素中毒のおそれを示しています
  • 石油ストーブ2機種の本体重量は、約4.6kgと約6.3kgです
  • ポータブル電源「Meister F」の電池容量は252Whです
  • 一酸化炭素濃度測定器「COLamp」は50〜199ppmを「換気」の区分としています

冬のバイクキャンプで使う暖房は、方式によって燃料、電源、本体の大きさが変わります。ここでは、公式発表のあるFFヒーター、石油ストーブ2機種、ポータブル電源を、方式ごとの数値で並べます。使う前に確認したい一酸化炭素の情報は、NITE(製品評価技術基盤機構)と各社の資料の範囲でまとめました。数値は、2026年10月24日時点の公式発表の内容です。

方式ごとに燃料と電源が異なる

FFヒーター: BougeRVの「FFヒーター」は、ディーゼルヒーターです。ISSYZONE JAPANのプレスリリースによると、燃焼時の排気ガスを屋外へ導く排気構造を採用し、過熱時には自動で運転を停止する保護機能を搭載しています。製品の詳しい発表内容は、BougeRV「FFヒーター」DHG103の記事にまとめています。

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石油ストーブ: 灯油を燃料にする方式です。HAGOOGI「ZT-1800」は対流式で、電源不要、転倒や強い揺れを検知すると燃焼を停止する自動消火機能を搭載しています。キャプテンスタッグ×コロナの「SZ-32CS-CS」は、しん式・自然対流形でJIS1号灯油を使い、点火はライター点火式です(点火用ライターは別売)。安全装置は対震自動消火装置です。重さは、ZT-1800が約4.6kg、SZ-32CS-CSが約6.3kgで、差は約1.7kgです。それぞれの記事は、HAGOOGI「ZT-1800」とキャプテンスタッグ×コロナ「SZ-32CS-CS」にあります。

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暖房出力と連続使用時間は機種ごとに異なる

FFヒーターと石油ストーブ2機種の仕様

項目BougeRV FFヒーター(DHG103)HAGOOGI ZT-1800キャプテンスタッグ×コロナ SZ-32CS-CS
方式ディーゼルヒーター対流式石油ストーブしん式・自然対流形石油ストーブ
暖房出力最大5kW最大約2.5kW約3.19kW
連続使用時間1回の給油で最大27時間11〜15時間約12.3時間
外形寸法(mm)247×390×315313×313×428355×355×475(置台を含む)
安全装置過熱時に自動で運転を停止転倒や強い揺れで燃焼を停止対震自動消火装置

※連続使用時間は各社の表記のまま。外形寸法は、FFヒーターとSZ-32CS-CSが幅×奥行×高さ、ZT-1800は公式表記の31.3×31.3×42.8cmをmmにした値。

出典: ISSYZONE JAPAN株式会社のプレスリリース(2026年9月24日)

出典: HAGOOGI株式会社のプレスリリース(2026年10月8日)

出典: キャプテンスタッグ株式会社のプレスリリース(2026年10月6日)

暖房出力は、FFヒーターの最大5kWが、ZT-1800の最大約2.5kWより2.5kW、SZ-32CS-CSの約3.19kWより1.81kW大きい値です。表記は「最大」と「約」で異なります。2機種の石油ストーブでは、SZ-32CS-CSが0.69kW大きい値です。

ポータブル電源は、AC出力とUSB出力で機器に給電する

電気毛布のように電源につないで使う機器は、ポータブル電源から給電します。FUGU INNOVATIONS JAPANは、「Meister F ポータブル電源」(MF-PS001-BK)の再販売を2026年7月31日に発表しました。仕様はカードのとおりです。製品の発表内容は、Meister F の記事にあります。

Meister F ポータブル電源(MF-PS001-BK)

電池容量
70,200mAh(252Wh)
重量
約2.7kg
サイズ
約140×140×185mm(ハンドル収納時)
AC出力
AC100V×2
USB出力
USB/Type-C(PD60W)
パススルー充電
対応

出典: 株式会社FUGU INNOVATIONS JAPANのプレスリリース(2026年7月31日)

Areti株式会社のプレスリリースは、電気毛布1枚の消費電力を30〜70W程度と説明しています。電気毛布の消費電力は製品ごとに表示が異なるため、つなぐ機器の消費電力と、電源の容量・出力を、それぞれの製品の表示で確認します。

トヨトミの「GEAR MISSION FAN」(FM-GM14)は、暖房器具ではなく、充電式ポータブルサーキュレーターです。トヨトミのプレスリリースは、冬のテント内は暖かい空気が天井付近に溜まりやすく、足元が冷えやすくなると説明しています。重さは約1.4kg、連続運転時間は最小約4時間(風量10・首振りあり)から最大約72時間(風量1・首振りなし)です。製品の詳細は、GEAR MISSION FAN の記事にあります。

テント内の燃焼器具について、公的機関が示していること

テント内での燃焼器具の使用可否と条件は、製品ごとの取扱説明書で確認してください。NITEの資料には、次の記載があります。

  • 2011年3月16日の注意喚起で、石油ストーブを閉めきった場所(部屋、テント内)で換気を行わず長時間使用すると、一酸化炭素(CO)中毒になると示しています。定期的に換気をするよう求めています
  • 2021年4月28日の発表(コールマン ジャパンと連携)で、テントの中などの換気が不十分な場所でポータブルストーブなどを使用すると、一酸化炭素中毒に至るおそれがあるため、必ず屋外の風通しのよい場所で使用するよう求めています
  • 一酸化炭素は無色・無臭で気がつきにくいと説明しています(2011年の注意喚起)
  • 暖房器具の使用上の注意として、可燃物の近くでは使用しない、就寝時は使用しない、ガスや石油を使う器具は換気に注意する、を挙げています(「こんな事故にもご用心」)

キャプテンスタッグとコロナは、SZ-32CS-CSについて、条件を満たしたテント内での使用も可能です。条件は次のとおりです。

  • 通気口(ベンチレーター)が上下についている
  • フロアシートを取り外すことができる
  • ストーブとテント内側や可燃物との距離が100cm以上確保できる

あわせて、風のあたる場所、部屋の出入口や屋外では使用できないとしています。また、安全にお使いいただける機能を備えたテントに限り、取扱説明書の記載事項を守って使用するよう案内しています。

一酸化炭素濃度測定器「COLamp」は50〜199ppmを「換気」の区分とする

日本精機の「COLamp」は、アウトドアや室内の空気中の一酸化炭素濃度を測定して注意を促す製品です。公式ページと取扱説明書には、次の内容があります。

  • 濃度の区分は、正常が0〜49ppm、換気が50〜199ppm、危険が200ppm以上です。光の点滅とブザー音の間隔が濃度に応じて変わります
  • 電源は単4形アルカリ乾電池2本(別売)で、充電池は使用できません。電池寿命は約170時間で、参考値です
  • サイズは58×104×18.1mm(取り付け部を除く)、重さは約56g(電池を除く)です
  • 取扱説明書は、常に顔より高い位置に設置するよう求めています
  • 取扱説明書は、一酸化炭素が無色・無臭で強い毒性を持つとし、日本産業衛生学会が許容濃度として50ppm以下を勧告していると説明しています
  • 取扱説明書は、この製品が安全対策の一部であり、換気を定期的に行う、他の警報機器と併用するなどして、唯一の安全手段としないよう求めています。火気の使用を助長するものではないとも明記しています

積載で見るなら

本体重量どうしの合計は、ZT-1800とMeister Fで約7.3kg、SZ-32CS-CSとMeister Fで約9.0kgです。燃料、付属品、収納ケースは含みません。サイズはカードと表のとおりです。お使いのバッグに入るか、実寸で確認してください。

まとめ

暖房器具は、方式ごとに燃料、電源、本体の大きさが異なります。購入前に、使う場所(屋外かテント内か)に対して、取扱説明書が示す使用条件を確認してください。使用前に、取扱説明書の注意事項を確認してください。

参考にした情報源


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